水瓶座突入(大気圏突入風に)と、アルジュナの使命

 2024年11月20日早朝。

ベッドの中で『Yeahhh!』と叫び、歓喜と共に目覚めた。少々興奮気味で本当はそれよりもだいぶ前に目は覚めていたのだけど。

本日、ついに冥王星が水瓶座入りした。タイトル前半の「水瓶座突入」は、今も記憶に残るガンダムのTV版放送回の伝説のタイトルに被せてみた。

今世紀最大とも思える歴史的瞬間である。

これ以後、冥王星が山羊座に戻ってくることは無い。正確にはおよそ200年後に一周して戻ってくる予定だが、その頃には今生きている人はもうこの世にはいないはずなので、「戻ってくることはない」としておく。

冥王星水瓶座の皮切りが、米国のトランプ勝利であることは間違いないだろう。アメリカの大統領の選挙とは言え、今後世界も日本もかなりの影響を受けることは間違いない。2025年は改革に次ぐ改革で、旧勢力は追い払われ、新しい時代、新しい社会へと刷新し、過去にしがみついている人たちには非常に苦しい時代になるだろうし、新しい風に乗っていく人もまた、2025年は吹き荒れる風に大いに揺さぶられることだろう。

ここで、不安や恐怖はあっても新しい時代の価値観を受け入れることができるか、過去に対し未練を残さずさよならできるか、いやもっと言って過去のデータを一切抹消できるか、が誰にも問われるのだと思う。

第47代アメリカ合衆国大統領のトランプは、厚生長官にロバート・ケネディJr.を起用すると発表した。ケネディ氏は保健政策や公衆衛生について大きくメスを入れることを提言しており、まずはワクチンについて精査し、それがもし有害なもので、そして製薬会社によって意図的に仕組まれたものだとすれば、犯罪として成立すると述べている。

また、コカコーラに入っている高果糖コーンシロップをサトウキビ糖に変える措置を取るとか、ファーストフードのフライの油を危険な種子油でなく再び牛脂に戻すべきなどとも発言、合衆国の国民、とりわけ子供達の健康に重大な被害があると思われるものを使用しないことを具体的にやっていくという措置を早急に取る予定だ。

また、トランプはエドワード・スノーデンを米国に呼び戻し、日本対策省という省庁の長官にすると言っている。日本が旧勢力の資金源だったということがわかった上での対策らしい。スノーデンって誰?っていう方にはこの動画の4:43辺りから→ https://youtu.be/bUBy1Cmz7UQ?si=lAU-ePwKk01Z5s-M

また財務長官の人事にイーロン・マスクが有力候補として挙がっているそうだ。

これらがどこまで実現するかはわからないけれど、とにかくこれまでの大きな勢力、大企業、大資本がひっくり返るような人事が行われるとすると、その支配下にあった国の政府や企業は今後じわじわと、あるいは急速に瓦解していくことは間違いない。日本も然り。

ある所では、日本の厚労省も財務省もみんな解体する、ということが有力説として噂されている。

そんな時代が来る、いや、もう来てしまった。

さて、長かったけれどもここまでが前置きで、ここからがメインのお話し。

そんな時代では、誰しもが(もちろんわたしもあなたも!)変わらざるを得ない、変わっていく必要がある。

だけどそう簡単には自分自身とか生き方とかを変えられないのが人の常。魂の中にある本当の意思よりも、もっと表層的なところで生きてしまう。人生が変わって生きていけるかなと心配する。「お給料が減ったらどうしよう」「今の会社にいられなくなったらどうしよう」「家族に迷惑はかけられない」「家族や仲間を裏切ることはできない」「この人(組織)にすがらないと生きていけない」という、最もたる不安が発動する形で、人は自分の魂の訴えに蓋をし、決して変革を遂げようとはしない。

そんな弱い心のわたしたちに生き方の指標を示したのがインドの聖典『バガヴァッド・ギーター』である。

古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」の中の一編であるこのストーリーは、親戚同士で戦うことになった武士であり、弓の名手のアルジュナの嘆きから始まる。

アルジュナは、同じ親族でありながら敵味方に分かれてしまった、敵側の彼らを討つことなどできないと、へなへなと崩れ落ちて嘆くのだ。

そこを人間の姿をした最高神クリシュナがアルジュナに向かって、武士として生まれたならば義務(ダルマ)に基づいて、戦わなければならないと説く。「あなたの義務は行為そのものにある。行為の結果についてはなんの資格もない。行為の結果を動機としてはいけない。また執着してはならない。」「成功と失敗を同一のものとして、義務を果たせ。このような平等の境地をヨーガという」

現代に生きるわたしたちにも当てはまる状況で、多くの人が、「家族が」とか「仕事が」と言って今の状況を変えることを拒み、むしろ、自分は何も変わらぬまま、そんな家族や仕事や現状に寄り添って生きる自分の行為を正当化してしまう。

クリシュナ神のアドバイスを現代風に言うならば、「家族や仕事を言い訳にせず、自分の本当の魂の目的を貫け」と言っているのである。しかも、たとえ自分の大切な人を傷つけたとしても、それがあなたの今回生まれてきた魂の目的を遂行するためならば、そこには悪いカルマは積まれない、と保証してくれている。

アルジュナは敵の軍隊の中に、自分の祖父であり、弓の師匠でもあり、素晴らしい人徳を備えているビーシュマが司令官として戦列に立ち並んでいるのを見る。非常に悲しい瞬間である。

尊敬する大好きな祖父を戦闘の中で自分の弓で射ることができるのか?

もしそれが自分の魂の使命だったとしたら?

そういうことを問われているのが、今の水瓶座の時代なのである。

ネタバレをすれば、あれだけ嘆いていたアルジュナも、最後は堂々と見事ビーシュマの鎧の隙間に矢を命中させる。ビーシュマはさすがわたしの最も優秀な弟子のアルジュナだ、と満足し、命尽きる。



マハーバーラタのストーリーの中では、善人も悪人も、それぞれの立場と使命を持って生まれ、互いが互いの宿命に複雑に絡み合い、過去世から引き継いだカルマのもと自己の義務を果たし、散っていく。

そこには善も悪もない、ということがわかる。

そしてまた、真相はビーシュマという存在がアルジュナにとってどんなものだったのか、ということを読み解く必要がある。(そこはまた何かの機会に。)


大局的な視野で見れば、思い切って変革を起こしたならば、この新しい時代のあなたのその決断は正しいものなのかもしれない、たとえ誰かを傷つけたとしても。

そういう強烈な自己改革が問われる冥王星水瓶座時代がいよいよ今日から始まった。

戦う準備はあるかな?




コメント

このブログの人気の投稿

誠実性と一貫性は乱世で一番大切なこと

黄金の方程式=8時間