陰の言葉の意味

The Deeper Meaning of Yin


陰は深く、広い意味を持つ言葉です。本当に陰ヨガを理解したいと思えば、私たちは最初に「陰」という言葉の意味を理解する必要があります。中国の教えでは陰は地で、陽は天と言いますが、その意味は何でしょう。それは私たちが熟考するためのシンボルです。大地は広がっており、一か所に立ちその先を超えて見てみますが、大地の終わりがどこにあるかはわかりません。この広いオープンスペースは、地の素質です。地はすべて、すべての生命、生物と非生物を保持しています。昆虫、動物、鳥、植物、人間だけでなく、山、川、海が...すべてが地でサポートされています。地がなければ、この命のためのサポートはなにもありません。


天は生命の供給者で、それは命を与えるものです。そして水の源であるため、天は生命の源です。また、太陽の光と熱の源です。光、熱、水はすべての生命の基礎です。これら三つの組み合わせがなければ、命は継続することはできません。


陰ヨガは、体をより柔軟にすることではなく「スペースを大きく開く」ことです。それは身体の中で開発されますが、しかしそれはマインドのことではなく実質的な肉体の中で起こることです。

私たちは身体、感情、心の中に地の要素を探す必要が有ります。陰は統合し、蓄えられたエネルギーの力です。それができるようになったとき、心は自然に静かになります。瞑想は何の努力も必要としません。


陰ヨガでポーズを取ること、それはアーサナの中に均一性を保つことです。それはストレッチの中での均一性、呼吸の中での均一性、心の中での均一性です。私たちは、身体と呼吸の両方により多くのスペースを作るために、呼気に集中します。その見返りに、我々はより深く息を吸うことが出来ます。呼気はまたマインドを手放す訓練です。したがって、呼気は陰です。吸気は陽です。





陰のアーサナは、柔らかくいることではありません。柔らかさというのは、陰の一つの素質でしかありません。陰とはまた、固く、しっかり安定して密集することです。何かがより強固になるというのは陰の素質に起因しています。多くの人が陰ヨガをリラックスできて、女性的で、ソフトで、穏やかで...と説明しますが、これらは陰の完全な見識ではありません。陰は統一すること、根拠的なパワーを保存すること、保持すること、サポートを提供するためにすべてを一つにもたらすことです。例えば、私たちは大地を見たとき、それはしっかりと固体に見えます。しかし、固いとはいってもそれは種を蒔けば、土の中で種を保持し、命が成長できるようにすることができます。それは大地に柔らかさがある場合にのみそうなることが出来ます。そうでなければ種子は死んでしまいます。グラウンディング、保持すること、堅さ、柔らかさ、安定、保存、統一...それらはすべて陰の資質です。 「柔らかさ」はすべてがゼリーのようになる意味だと思わないでください。これは地の要素ではありません。

陰のアーサナはしっかりと手堅く安定し、同時に柔らかさと開放性にとどまる必要があります。それが正しいバランスを見つけるための身体へのチャレンジの理由です。そこにはGrounding, Holding, Relaxationの三原則が存在します。


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