2023年予測(毎年恒例)

コロナが来た2020年は庚子の年でした。庚は金のエレメントであり、子は水のエレメント。疫病が流行ることを予想させた年のスタートでした。金は肺や呼吸器、免疫系をも意味しますし、また子は溝や用水路のような暗く狭いところでネズミが繁殖するイメージを想像するとわかりやすいかと思います。

そこから十干は金の陰、水の陽、そして今年は水の陰へと移り変わりました。

金から水へは死の時期です。

と、同時にそれは完全なる終焉ではなく、次の生命のための死であり、種の時期です。

そう、今はまだ次の時代へ向けての準備の時なのです。

西洋占星術では破壊と再生の星、冥王星が今まさに山羊座から水瓶座へと移動する時です。

山羊座が象徴する物質社会、金融や大企業や国家権力といったものが最盛した時代が過ぎ去ろうとし、そして破壊され、水瓶座的な時代がやってくると言われています。

水瓶座の時代ってどんな時代?と聞かれて、なかなか一言では言い表せませんし、そもそも過去にその時代を体験していないから何の予測もつかないのですが、私がひとつ思うことは、前の国家権力に対して今度は個の時代、情報の統制だった時代から誰しもが望めば真実を得られる時代であり、それは他の誰からの影響でもない自分の意思を確立し、本当のことを自分の言葉で語りコミュニケーションを取る、自分の足で立ち、みんなのために生きる、そういった人が生き残れる時代になるのではないかと思うのです。

(IT、ネットが活発になる時代とはいえ、現役YouTuberなんかは総入れ替えになるのでは、とも思います。)

二千年単位では魚座から、やはり水瓶座の時代へと移り変わろうとしています。

混乱の時が予想されますが、みんなと同じにしていることが何の救いにもならず、その先の新しい自由な時代を信じて嵐の中を突き進んだ人こそが救われるのでしょう。

映画ポセイドンアドベンチャー(1972年)では、豪華客船が年越しパーティーの最中転覆するというパニックに多くの乗客がみんなと一緒にその場を動かずに救助を待つ選択をしましたが、そこに残った人々の命はありませんでした。転覆した船の中で、スコット牧師と若干9名だけが生き抜くことを考えて行動を起こし、船の中で抜け道を探します。途中絶体絶命の危機を何度か迎えつつ、何名かの大切な仲間の命を失いつつも(なんとスコット牧師までも..!)最終的には6名が無事救出されます。

2023年の今はまさにその年越しパーティーの最中でこれから私たちを乗せている船は津波で転覆をしようとしているのか、と思わされるかのような社会情勢ですね。

終焉前のカオスです。

しかし水瓶座時代、カオスの中でもしっかりと自分の足で歩こうと、真実を知ろうとする人には未来があることがわかれば、決して怖いことはないと思います。

そして木星は牡羊座へ、また卯は木のエレメント、ということを見れば、誰しもが、何か行動を起こしたい、新しいことを始めたい、自分らしく生きたい、という衝動に突き動かされる年でもあると思います。ここで起こした行動はこの先数年間の発展のための準備となり、今後の人生に活かせることは間違いないでしょう。

そのような2023年を一緒に過ごせる仲間となる人とコミュニティーを築き上げるお付き合いを楽しみにしています。







コメント

このブログの人気の投稿

月と太陽

霊的次元としての魂の成長

目に見えるものと見えないもの