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既存のシステムへの波乗り

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海でも丘でも 立秋を迎え、涼しくなったのは秋が来たからではなく、台風の影響ですね。 これをお送りするのは8月13日の皆既日食まであと数時間というところ。 日蝕とは文字通り、月が太陽を喰らうことなのですが、月という危うい「感情」に、本質である「魂」の太陽が消される瞬間のことです。 どうぞこの一瞬の感情に流されることなく、自己の本質を見極めて欲しいところです。 今日のお話は「システムに乗っかる」ということ。 0から1を作り出すことができなくても、既存のシステムで上手く波に乗る、そんなお話です。 時はさかのぼって、コロナ禍の頃のYYTT(進化した陰ヨガ指導者資格取得コース)のこと。 コロナ禍以前から陰ヨガトレーニングは行われていましたが、いざ日本版ロックダウンが始まると、その目的は少し変わってきました。 世の中にオンラインなるものが増え、自宅の一室に篭りながら様々な情報が得られるようになった環境下において、ご縁あって陰ヨガに出会った人たちに、腰を据えて陰ヨガに取り組んでもらうためには、トレーニングを通してでしかそれは成すことはできないということに気がついたのです。 ティーチャーになってもらう人を増やすのではなく、深く学んで向き合ってくれる人を育てる。 人はある程度のお金と時間を投資しなければ、本気でそこに自分自身をコミットしようとはしません。 そこで2022年からはオンラインと対面を組み合わせたハイブリット式の陰ヨガトレーニングが誕生し、コロナ禍終了を待たずに、新しい形でトレーニングが再開しました。 このトレーニングシステムを作り上げるにあたっての考えはこうです。 陰ヨガは、一般的なヨガと違って、どこか謎めいたポーズがたくさんあり、これを習いに来た人々はなんだかわからないけれど、この不思議なポーズを神妙な雰囲気で行うことに何か特別な意味があるのではないかと勘違いしてしまう。 そういう根拠のない神秘性と雰囲気だけで人々を引っ張っていくのは、これからの時代には絶対にダメだということ。 理論と実践をしっかりと。これを進化した陰ヨガのポリシーとしました。 陰ヨガに出会った人々に、もっとはっきりとした形で、このヨガの良さを理解してもらうシステムが必要です。 ここからは、長年に渡って講師である自分の中に蓄積してきた中医学やタオイズムやハタヨーガの様々な知識と、苦手だったはずの解剖学を...

「水と火」と「腐ったみかん」

前回のブログが1月4日。7ヶ月ぶりのブログです。 最近はメルマガを利用していたのでこのブログをサボっておりましが、今日は、数少ない読者のみなさまのためにもブログにしました。 しかしながら忙しい。 この「忙しい」というシゴデキナイ・ワードを使いたくはないものの、それにしても忙しい。 いや、時間はあるんです。だけどやることがたくさんある。やるべきこととやりたいこと。それが濃いのです。 少し前にYYTT2026ベーシックトレーニングを終えたばかりですが、間もなく始まるレベル2.5トレーニングの合間に、自分自身のトレーニングを入れ込んでしまいました。 8月はアナトミートレインのオンラインコースにもエントリーしているので、レベル2.5の指導をしながら自身も学んでいく、という姿勢です。 できれば教えることと学ぶことが重ならないようにしたいのですが、世の中わたしの都合で全てが回ってくれる訳ではありません。どれも今を逃してはならないタイミングです。 そんなこんなで、メールやYYTTのテスト関係の返信も溜まっています。該当されるみなさんはもう少しお待ちください...。 さて、前回のブログでは2026年は火と水の年だという記事を書きました。 その年のエネルギーに自身を同調させることはとても大切です。ゆえに今日もタオイズムの重要かつ伝統的な教えである「火と水」というか「水と火」のエネルギーについて復習を兼ねて学んでいます。 今学んでいることが、自身が一番楽しく充実していることでもあり、常に進化した陰ヨガのトレーニングには、わたしのドーパミンを掻き立てた学びを反映させています。 新鮮で面白いと感じたことを伝える、そんな感じでしょうか。ゆえに同じアプローチを繰り返したくなく、毎年新しい手段を使っている、そんな感覚です。 昨年2025年のレベル2.5では孔子をテーマにしました。テキストに利用させていただいたのが安冨先生の書籍ということもあり、孔子からマイケル・ジャクソンへと話が飛んでいったのは記憶に新しいところです。 今年マイケルの映画が上映され、ブーム再来となりましたが、陰ヨガではすでに昨年予習済みでした。 いつも時代の一歩先を行く「進化した陰ヨガ」です。 そういえば、昨年のベーシックで講義の題材となったのは、インドの聖典「マハーバーラタ」でしたが、同じ頃、インドで2022年に大・大ヒットし...

2026年 火と水と

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 初春のお慶びを申し上げます。 2026年は、強い火の勢いと、静かな水の流れという、相反するものが重なる特別な年です。 干支の丙午(ひのえうま)の「丙」と「午」はどちらも陽の「火」。 前の季節に芽吹いたものが一気に開花・頂点へ達する、太陽が真上に輝く正午のようなエネルギーです。   そう聞くと、何か行動を起こさなくては!という気持ちになりますが、ちょっと待って。 一方で九星学では一白水星(いっぱくすいせい)という「水」の年なんですね。 水というのは流れるもの。また水蒸気となって見えないものを意味します。 つまりは、動きたいけれども、表に見えてないものや流れを読んで、準備をしっかりと進めた方が良い。 小さく始めてコツコツと続けること、やめない選択、これが丙午の「火」と一白水星の「水」を生かします。 さて、陰ヨガ的にはどう見ましょう。 わたしはすぐにピンときました。 「肚の底にある火(アグニ)を耕し、水蒸気(プラーナ)を全身に巡らせる」年。 火は燃やす力、水蒸気は浄化と循環の力。   この両方を同時に扱うのが、まさに本格的なプラーナーヤーマの領域です。 伝統的なハタヨーガではこのプラーナの流れをもって、身体の強力な浄化を行います。 最も浄化が必要なのは、肉体以上に、微細体、つまりはわたしたちの頭の中、思考とか感情とか思いなんですね。 この思いや意思こそがわたしたちの呼吸の質を決定しますが、常々、凡夫のわたしたちの脳では、プラーナを詰まらせる思考ばかりで汚されているのです。 実践が一定のレベルへ到達した真のヨギではそれらが浄化され、思考が止まり、ゆえに自然と呼吸が止まるという「ケーヴァラ・クンバカ」の状態が起き、プラーナの流れもコントロールされた状態となります。 ハタヨーガ・プラディーピカ(2章75節)にはこうあります。 『ケーヴァラ・クンバカに成功すれば、ラージャ・ヨーガの段階に達する。それは疑いのないことである。』 ケーヴァラ・クンバカ――   これは意図的に息を止める(サヒタ・クンバカ)ではなく、   思考(ヴリッティ)が完全に静まり、呼吸が自然に止まる状態。   エネルギーが中央軌道を上昇し、覚醒する瞬間です。 ヨーガ・スートラ(2章51節)でも「第四のプラーナーヤーマ」として示唆され、   プラ...

ヨギ的中医学の利用方法

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11/25メルマガより 今日は中医学のお話です。 進化した陰ヨガで学ぶ中医学は、その他で学ぶ中医学と何が違うのでしょう。 どんなアイデアを持っているのでしょうか。 五行や経絡の知識は、陰ヨガのアーサナを行う上で非常に重要になるアイデアですが、しかし、これを学ぶときに、身体の悪いところを治すといった、何かしらの治療的アイデアとして学んでしまうと、罠にハマってしまいそうです。 陰ヨガの元となるハタヨーガは、それ自体が強力なパワーを生み出す「力」のヨーガです。人間が、ただ肉体的に健康になったり不老長寿になったりするだけでなく、霊的にも成長し、カルマを解消し、最終的にはあるがままで幸せになってゆくことのできるヨーガです。ここに治療としての病気治しのアイデアを宛てがってしまうのは、何かが足りず、何かがちょっとズレているのです。 なかなかわかりやすい例が思い浮かばないのですが、とりあえず挙げてみましょう。 例えば、日本人は国民的カルマとしてマニプーラ・チャクラが弱いと言われます。 確かに他の国の人たちと比べると、胃が弱い人が多いのです。(もっともそれは昭和までのことだったかもしれない。今、日本人が抱える弱さはバラエティ過ぎて、胃だけに止まらないくらい日本人の身体が急速に病んでいる) マニプーラは中医学でいうと、土のエレメント、脾胃がそれに相当しますね。 いわゆる食が細くて痩せていていつも胃がシクシク痛い人、もしくは過食したその後に胃腸が苦しくなる人、ひとことで不調と言ってもさまざまですが、そのような不調が起きた場合、これが中医学であれば、鍼やお灸で治療をすることになるでしょう。 この鍼やお灸は非常に優れていますが、それでも対処療法に過ぎません。 これがハタヨーガであれば、鍼やお灸を使わずに自身の身体をトランスフォームさせて、病気をも治してしまうこともあるのです。 また、わたしのような大飯食らいの過食の人、これは一般的に肝のしわざですが、このように肝のエネルギーが強いと、相剋の関係として、脾胃を攻撃してしまいます。 わたしは胃が痛くなったり胃腸炎をおこしたりしてからやっと、あぁ食べ過ぎたのだな、と気づくことがよくありました。この肝もマニプーラに相当します。 ハタヨーガには、胃が弱くとも消化の熱を生み出せる、そんなテクニックがあります。(ニードルもやっとこうね) それから、胃腸炎で...

正身端座で迎える2026

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11/14メルマガより 本日のメルマガでは日本のレジェンドのひとりをご紹介したいと思います。 日本での第一次ヨガブームを担った佐保田鶴治先生のお師匠さんに、岡田虎二郎という人がいました。静坐による心身修養法を生み出した人です。 ちなみに日本では明治から昭和にかけては数々の健康法が生まれました。マクロビオティックの基となった石塚左玄なども明治の頃に活躍した人ですし、合気道の創始者、植芝盛平も明治生まれです。この頃の日本というのは健康になって新しい日本を作っていきたいというパワーがあったのだと感じます。 この岡田式静坐法の実践者には徳川慶喜、渋沢栄一、宮沢賢治、田中正造、坪内逍遥...など、錚々たる著名人がたくさんいらしたようです。 虎二郎の静坐で行う呼吸は、日本人ひいては東洋人の呼吸の基礎ともいうべきか、吐く息に重きをおきます。みずおちを落とし、腰を立て、静かに鼻から息を吐きながら臍下丹田を凹まし、十分に吐き切ったら吸う息は自然と入ってくるという、まるでわたしたちが陰ヨガの練習で行っているような呼吸です。 最近、進化した陰ヨガではこの下丹田の位置を公式に再定義しました。インドのチャクラに置き換えてみると、やはり同じ箇所がエネルギー的に同じ働きを持ち、このエリアにあるカンダスタナという球体から、肉体全体をコントロールするプラーナがより高い次元から流れ込み、肉体にふさわしいエネルギーに転換されて全身へと流れ、肉体が生命を保つことができると言われています。 たとえば虎二郎はチャクラのことはご存知なかったかもしれませんが、三昧へと至る過程で当然その存在を感じる体験があったであろうことは想像に難くありません。 この虎二郎が49歳でなくなる晩年、尿毒症を煩いながら、血を吐こうとも、40度の高熱が出ようとも、ひたすら静坐をして講義をしていたというのですから、現代の軟弱なわたしたちからしてみれば、凄いとしか言いようがありません。 心身修養法を人々に伝えながらの病ですが、それは極端に短かった睡眠時間のせいだと言われています。寝る間を惜しんで精力的に活動なさっていたのですね。 先だってのメンバーシップでお話しした道元禅師もそうですが、「病があっても、身体が痛くても、それがどうした、坐り続けなさい」ということだと思うのです。 わたしは常々実践が大事だ、ということを念頭においています。 いく...

演出ではなく本質を

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  前々回のブログ(もう8ヶ月も前になるのですが)、「黄金の方程式=8時間」でピアニストのヤブちゃんのことを書きました。 そのヤブちゃんが、現在開催中の第19回ショパン国際ピアノコンクールの地、ポーランド国内にて、審査員として発言したインタビュー内容が物議を醸している様子です。 翌日には日本のスレッズなどでも話題になっており、ちょっとした炎上?のようになっています。 ところで、ヤブちゃんなどと気軽に呼んでおりますが、このクシシュトフ・ヤブウォンスキ氏、世界的権威のピアニストで、前述した通り、ショパン国際ピアノコンクールの審査員でもあります。いつも彼のことについてはたくさん語っているため、今回ここでは彼の華々しい経歴は省略しますが、とても素晴らしいピアニストです。(経歴は、華々しいというよりは、地位や名声に魂を売らなかった堅実な、といった方が相応しいのかもしれません。) 先月の大阪万博にて、ショパンの祖国であるポーランド開催のショパンガラコンサートでの演奏のために来日していたヤブちゃんにお会いすることができました。万博でのコンサートを終えた後日、広島でリサイタルがあり、その日、楽屋に招待していただきました。 もちろんわたしが楽屋に案内されるに相応しい立場だとは全く思えません。ピアノ関係者でもないし、単なるファンで昔からの知人、というだけです。要はヤブちゃんという人は、いつでもどこでも誰にでも分け隔てなくとても優しいのです。ステージでのヤブちゃん、そして楽屋でお話しをしてくれるヤブちゃんは、本当に背中に天使の羽が生えているのではないかというくらい、違う言い方をすればくまのプーさんのように(失礼)優しくて、紳士で、穏やかで、同時に情緒的で、魅力的で、実際の彼に会うと誰もが、その天使のような汚れのない優しい笑顔に魅了され、彼のことを大好きになってしまいます。 そんなヤブちゃんが唯一、辛辣になってしまうのはショパンに関して。あんな虫も殺さないような顔をして、とても厳しい審査員になります。 今回のインタビューでは、コンクールでの演奏者の、演出された(過剰な)パフォーマンスについて、ピアニストとして自分を売るためというのが目的のようなコンクールへの出場目的、ショパンの楽譜の解釈の甘さや、その表現の不適切さ、、、およそ、そのようなことを話されていたようです。(動画は探せまし...

ヨーロッパで見つけた布施と日本の布施について

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今日は暖房が要らないくらい暖かくなってきた3月のある日。 先日の寒かったオランダでのことを思い出す。 今回のオランダへの旅は、現代社会においての『布施』ということを終始考えさせられた、そんな旅となった。 オランダへは気功をやっている仲間、仲間といっても過去に会ったのはたった数回の間柄ではあるが、に招いていただき、陰ヨガのワークショップを行った。 わたしを呼んでくれたのはオランダ人の男性と中国人の女性のカップルで、デン・ハーグで鍼灸院を営んでいる。 築100年とか、そんな古いビルを改装しておしゃれに住んでいるのがなんともヨーロッパらしい。別に彼らはおしゃれに住んでいるつもりはないと思うが、いつもヨーロッパに行く度に、日本における自国の文化や伝統を一切考えない建築物や街づくりを残念に思う。 住居のことはさておき。 この治療院では週末の陰ヨガのワークショップと、その前夜祭として、日本についてを語るカルチャーイベントが開催された。 そこでの温かく、かつ興味深いエピソードもまた、別の機会に語らせてもらうこととして。 今日伝えたいのは『布施』という行為について。 実はこの合計3日間のイベントで、数名ほど参加費を払わなかった人がいた。 この人たちは、それなりに払えない理由があったのだけど、どうしてもこのイベントに参加したくて来てしまった人たちだった。 主催者でもある治療院のふたりは、彼らに支払いを求めなかった、どころか、帰り際に、躊躇しつつもやっぱり払おうとした女性に、そのお金を優しく突き返した。 参加者の支払いは基本的に、スタジオの隅にカゴが置いてあって、そこにお金を置いていくシステムになっていた。 恐らく普段は、カードで支払ってもらうことが多いと思うが、今回はキャッシュで、という方針だった。 聞いてみると、彼らはこのように何らかの形で他人に施すことをしょっ中やっているらしい。時には治療費をもらわないこともあるし、食事を提供しても食事代をもらわないこともある。 今回の3日間のイベントは主催者としての取り分はゼロで、その上でワークショップ参加者には自腹で手作りのランチやディナーの飲食を提供していた。 まるで菩薩のようだと思ったが、もちろん彼らも、これまでには穏やかでいられないことも多々あったそうだ。 治療院のイベントでは、「わたしが食事を提供するからみなさんもよろしければ何か一品...

黄金の方程式=8時間

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先日、サム&チョンレ夫妻から、 昨年より再びギターを手に取ったわたしへ、 このようなメッセージが送られてきた。 「部屋で8時間は練習しろ」 「友達をなくすまで出掛けるな」 「酒は有名になってからだ」 「俺を信じろ」 なんとも2929しいメッセージ...  こちらの強面さんは、アメリカの超有名メタルバンドのギタリスト、ミック・トムソンさんというお方。 強烈な見た目もさることながら、このメッセージの濃さにどこか親和性を感じると思ったら、調べてみるとトムソン氏は蠍座だった。 こういう、”大好きな酒も飲まずに部屋に閉じこもって修行してたら、ぼっちになってた”  ”そんな俺を信じてくれ!” なんてことを言い出すタイプは、だいたい蠍座だ。 いやでも、この8時間というのがミソで、 8時間とは、どの分野でも共通する方程式だと思える。 クラシックピアノ界では、ピアノ界の登竜門であるショパンコンクールで入賞し、その後も輝かしい経歴を重ね、現在はショパンコンクールの審査員でもあるポーランド人のピアニスト、クシシュトフ・ヤヴォンスキ氏(知人です、というのがはばかられるくらいの存在)が、数年前に、季節のご挨拶だったか何らかの用件でメッセージをやり取りしていた時、『今日は今からスタジオで8時間練習するよ』と返信をもらったことがある。ちなみにこの発言は彼が50代を過ぎてからのこと。 50代のその道のプロフェッショナルが、いまだに8時間も練習するという驚愕の事実。 確かに、例えば、50代でこそないけれど、サッカー界のトップに立つクリスティアーノ・ロナウドも、チームの誰よりも練習量が多いことで有名だ。チーム全体でトレーニングを始める4時間前から先に来て自主練をしているという。終わった後も居残りをして、帰るのも誰よりも遅い。若い頃はガールフレンドを取っ替え引っ替えのロナウドだったが、もし練習後に早々にコートから去り、もしくは朝カフェで、彼女とまったりしていたら、現在の彼は存在しなかっただろうし、バロンドールなんて夢のまた夢だっただろう。 みんな派手に見える人たちだけど、結構地味にやっている。これはきっと間違いのない方程式で、本当に上手くなりたければ、このくらい練習すればいいんだろう。 多くの人が、そこまでやらずに諦めている。 『もともと才能がないのにたくさん練習しても無理では?』 こういう話をすると、...

帰依と疑念

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先日のメンバーシップで、何かしらの学びや、会得することに対して、対価を支払って購入するという「お客様」感覚でいると、その学びは必ずや疑念を生む、という話をした。 それがショッピングであれば 、どんなに必要なものを買ったとしても、それは今の自分の欲望を満たすための行動であるし、購入したものが、自分の希望、欲望、ひいてはエゴに叶うものであって欲しいという大前提がある。だから、購入したものが自分の思いと違っていたり、自分の欲望を満たさない、どころか不快な思いすら突きつけてくるものであれば、返品したり、捨ててしまうかもしれない。もしくは間違った買い物をしたと、ずっとモヤモヤとすることだろう。 わたしはどちらかといえば極端な考えの持ち主なので、何かを会得したい、学びたいのであれば、そのようなショッピング感覚では、何も得ることはできないと思っている。なぜなら、その感覚では、自分にとって心地の良い内容は受け入れるが、いざ成長の機会が訪れ、辛く苦しいターンに入ると、「この教えは正しいのか?」「この先生は信頼できるのか?」と疑念が湧いてくることは容易に想像できる。この疑念が起きると、その学びは必ず失敗に終わる、と思っている。 そのように、学びに対して古風な考え方を持っているわたしが、昔、仲の良い友人(外国人)に「あなたのヨガはどうせ主婦の遊びでしょ」と言われたことがある。その当時のわたしは、毎年のようにいくつかのトレーニングを受け、暇があれば書籍や動画で学び、自主練にも励み、仕事としてもヨガ一本だっため、「なぜにそのようなことを言われなければならないのか? 舐めてるのか?もしくは友達と思っていたがそうではないのか」と考えた。 ちなみにひとつ言わせてもらえば、わたしは主婦ではない。が、今にして思えば、自分は本気でやっているつもりでも、遊びのレベルだったのかもしれないから、その友人の突っ込みは真実を突いていたのかもしれないね。(ひょっとして今も遊びに毛が生えた程度のことかもしれない) ヨーガを、もしくは今回の人生を、それが修行だと思えば、辛く困難なことがあったとしても、それは自己を成長させ、魂を浄化させるためのものだと、受け入れることができる、かもしれない。 事実、歴史上の聖人たちはそのような修行を経て悟りの道へと至った。 もっともわたしたちには、そのような悟りの道を歩む気概はさらさらな...

水瓶座突入(大気圏突入風に)と、アルジュナの使命

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 2024年11月20日早朝。 ベッドの中で『Yeahhh!』と叫び、歓喜と共に目覚めた。少々興奮気味で本当はそれよりもだいぶ前に目は覚めていたのだけど。 本日、ついに冥王星が水瓶座入りした。タイトル前半の「水瓶座突入」は、今も記憶に残るガンダムのTV版放送回の伝説のタイトルに被せてみた。 今世紀最大とも思える歴史的瞬間である。 これ以後、冥王星が山羊座に戻ってくることは無い。正確にはおよそ200年後に一周して戻ってくる予定だが、その頃には今生きている人はもうこの世にはいないはずなので、「戻ってくることはない」としておく。 冥王星水瓶座の皮切りが、米国のトランプ勝利であることは間違いないだろう。アメリカの大統領の選挙とは言え、今後世界も日本もかなりの影響を受けることは間違いない。2025年は改革に次ぐ改革で、旧勢力は追い払われ、新しい時代、新しい社会へと刷新し、過去にしがみついている人たちには非常に苦しい時代になるだろうし、新しい風に乗っていく人もまた、2025年は吹き荒れる風に大いに揺さぶられることだろう。 ここで、不安や恐怖はあっても新しい時代の価値観を受け入れることができるか、過去に対し未練を残さずさよならできるか、いやもっと言って過去のデータを一切抹消できるか、が誰にも問われるのだと思う。 第47代アメリカ合衆国大統領のトランプは、厚生長官にロバート・ケネディJr.を起用すると発表した。ケネディ氏は保健政策や公衆衛生について大きくメスを入れることを提言しており、まずはワクチンについて精査し、それがもし有害なもので、そして製薬会社によって意図的に仕組まれたものだとすれば、犯罪として成立すると述べている。 また、コカコーラに入っている高果糖コーンシロップをサトウキビ糖に変える措置を取るとか、ファーストフードのフライの油を危険な種子油でなく再び牛脂に戻すべきなどとも発言、合衆国の国民、とりわけ子供達の健康に重大な被害があると思われるものを使用しないことを具体的にやっていくという措置を早急に取る予定だ。 また、トランプはエドワード・スノーデンを米国に呼び戻し、日本対策省という省庁の長官にすると言っている。日本が旧勢力の資金源だったということがわかった上での対策らしい。スノーデンって誰?っていう方にはこの動画の4:43辺りから→  https://y...

霊的存在の心包と三焦

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  現在、Yin Yoga Japanのオンラインメンバーシップでは陰陽五行を特集しており、今月は心包と三焦を特集している。 この心包と三焦、存在しない臓器と言われて久しい。古くは2,000年前の医学書にも『有名にして無形』と言わしめている。 わたしはヨギとして、修行者としての目線で長年この二つの臓器を見てきたが、いよいよこれらは、人が肉体から魂への階梯を登る過程で働いていると思えるのである。 治療家であれば、心包は心臓を保護する役目であり、三焦はリンパ系として毒素を排出する役目、と捉えるかもしれない。 心包はまぁ、わかる。 だけど、三焦は、修行者としてはリンパ以上の働きを持つのではないかと思う。 近年、三焦はファシアだ、との説も出てきているが、わたしにとっては名前のインパクトが大きい。 日本語は「三つの焦がす区画」を意味するが、わたしは英語でTriple Burner とかTriple Heaterなどと習ってきた。どちらも温めて熱を生むものである。そしてヨガを学んでいくうちに、人の悟りへの階梯は水から火のエレメント にあることに気づかされた。 三焦がファシアなら、それはまだ温められていないただの水である。 人のエネルギーが変革を起こす時、その最もたる火は腎臓から心臓へ上昇するものなのだけど、三焦は常にそのサブ的働きを持つ。 道教では人の体は、精(肉体)→ 気(エネルギー)→ 神(スピリット)の三層でできていると考える。ちなみに三層だからといってたった3回の行で達することができるわけなどなく、何億回のレベルで生まれ変わり、こころの鍛錬が必要とされる。 しかしながら、その修行の過程では、スピリットの方からは肉体へはアプローチできない。常に肉体からのアプローチなのである。 なんだか面白いことになってきた感じがする。 続きは複雑になりそうなので、まずはメンバーシップで述べてみよう。

神の道か、獣の道か、この世の終わりと大いなるやらせ

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先日レベル2の講義中に、『神の道か獣の道か』という日月神示の話をしました。予言の類にはそんなに詳しくないのですが、今ここでこれを話すタイミングだったのでしょう。 (参照: https://youtu.be/Re9IbZ5pWmg?si=HuJ6dfJ93XNE0H0U ) これ以前も以後も、いろいろ調べたり考えたりして、ぐるっと一周回ったわたしの中では、結論として、2025年問題は起きないのではないか、もしくはこれは獣側のヤラセではないのか、という考えに至りつつある今日この頃。 世界の終わりとか、そんなこと気にしない人にとっては本当にどうでもいい話なのだろうけど。 一方で、このまま今の世は続かないんじゃないかという空気感が半端ないことを嗅ぎ取っている人が多いのもまた事実。 日本のどこまでも腐敗しきった政治の体たらくと、それでも従順な人々の羊感はいわずもがな、今のロシアや中東では戦争の問題が、南アジアも東アジアも今にも戦争や内戦が起きそうで、ヨーロッパやアメリカも移民や内戦・内乱の問題が起きています 。 アメリカの大統領選挙を迎えるにあたり、米ドル支配の金融経済は終わりを迎えるのではないかと予想されています。 それから食糧危機も騒がれていますね。 いやいや隕石落下? 太陽フレア? 宇宙人がやってくる? それともウイルスかワクチンか5Gで人口が削減されるのか。 日本では南海トラフか、富士山の噴火だとか? これらが、神からのお告げ、シャーマンの予言、はたまた都市伝説により2025年の大惨事となるとあちこちで囁かれてれているけれど。 、、、実は、 全て嘘なんじゃないかと。 確かに戦争や移民の問題は起こしたくて起こしている獣たちがいるのだし。 世界の1%(以下)の超超お金持ちの人たちは、経済がずっと成長し続けなければ破滅するしかないシステムの中にいて、安心だけはお金で買えないからと、自らサバイバルの訓練に参加し、イーロン・マスクの火星行きのロケットに申し込み、農場付きのシェルターないしは島を買い、食糧を確保する準備をしているという。 これまで世界の経済を発展させ続け、莫大な富を生み、そして彼ら以外の多くの人を貧乏にさせたこれらの超超お金持ちは、この世はもはや破滅するという方向でしか考えられないという。 (いや、破滅させたいんでしょう?) 先日たまたま見たSNSの投稿に、神のお...

誠実性と一貫性は乱世で一番大切なこと

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昔の日本に権藤成卿という人がいました。 明治時代の日本の国家主義、資本主義、都会主義を批判し、農村を基盤とした共済共存の共同体を唱えた人です。 この権藤成卿の教えを日本で伝えている藤原直哉先生の提唱される、次の時代を迎えるにあたって必要とされるリーダーシップを以下にご紹介します。 ・誠実で何事も守備一貫していること ・人を尊敬し大事にすること ・自尊心と自信を持っていること ・自分で自分のやる気を呼び起こせること ・人の話を聞いて反省し学べること ・曖昧性や不確実性に耐えられること ・へこたれないこと ・視野が広いこと ・逃げないこと ・続けることができること ・喜んでリスクを取ること ・積極的な態度であること ・自分自身のことがわかっていること ・技術的な能力が備わっていること ・管理の能力が備わっていること *誠実性と一貫性は乱世で一番大切なこと 世界は、激動の時代に突入しています。 聖書の予言を彷彿させる戦争と、問題だらけの医療、実態のない金融経済の崩壊、暴動で溢れかえる先進国、、、等の混乱の果てに、これから世界のどの国もどん詰まりを迎え、大きく方向転換を迫られる時がきており、ゆえに今は乱世の時代だと言われています。 この乱世とは2008年のリーマンショックで回収できなかった事態の総まとめともいえる混乱のようです。 古くは200年近く続いていた体制が、いよいよひっくり返る時でもあり、その恩恵にしがみついていた「今だけ、金だけ、自分だけ」の連中も一緒に沈没するとも言われています。 既にバブルが崩壊して30年間デフレの中で貧乏を強いられた日本にとっては、実は世界よりいち早く先にこの事態を経験し、耐え抜いていたのです。 日本人の精神性は素晴らしく(自画自賛ではありません) お金などの価値に関係なく(給料は少なくとも)一生懸命に働き、工業や農業、芸術や文化やどの分野でも丁寧なもの作りを行い、社会の秩序を保っていると、 これからの時代は世界中の人がそこにヒントや学びを求める日本の時代がやってくると言われています。 日本人の勤勉さ、謙虚さ、丁寧さから生み出される匠な創造性が次の新しいに時代に求められると。 事実、インバウンドで溢れかえる日本各地で、多くの外国人観光客が、日本の自然や街の美しさや食や文化や人々のマナーや優しさに感動し絶賛しています。 世界を見て回った人たちは...

霊的次元としての魂の成長

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さて、キプロスへ行っておりましたが、出発前からエドガーケイシーに関する書籍をいくつか読み進め、せっかくなのでと、キプロス滞在中はずっとエドガーケイシーの食事療法をひとりひっそりと実践しつつ過ごしておりました。 ざっとこのような内容です。  ・油で揚げたものを避ける  ・肉類を避ける(特に豚肉)  ・新鮮な野菜を豊富に食べる  ・ナス科の野菜を避ける(トマト、ナス、ジャガイモ、ピーマン、パプリカ、トウガラシ)  ・精白したものを避ける(同じ食事で2種類以上の穀物を食べない)  ・甘いものを控える  ・コーヒー、紅茶にはミルクを入れない  ・怒っている時や悲しい時は食べ物を口にしない 期間中、私のプレートには揚げ物も(大好きなハッシュドブラウンも)、豚肉も(当然ハム・ベーコンも)、トマトやナスはもちろんトマトソースやトマトをベースにしたミートソースパスタも一度も乗りませんでした。 日本から遠く離れた気候も食事も大きく異なる地でのハードスケジュールでタフな12日間を一度もバテずに元気で過ごせたのは、その食事のおかげでしょうか。 そのエドガーケイシーですが、民間療法や預言者としてご存知の方も少なくないかもしれません。ケイシーの行った驚異的なリーディングの中から人類の創生についてのリーディングの一部をご紹介します。 時は遥か彼方の昔、宇宙創世の頃、霊的次元である魂は、自己の意識に目覚め始めます。ちょうどその頃、物理的宇宙で生命が展開し始めるのを眺めていた魂たちは、銀河系の中でも特にこの太陽系に興味を持ち目を向け始めます。 (引用ここから) 今から1000万年前に最初にとりわけ生命の進化が進んでいた地球に魅せられ、そこへ降り立った魂らは自らの利己的な好奇心を満足させるために、最初は岩や海などの無生物の中に紛れ込み、その存在状態を楽しみました。 そのうち植物、あるいはハ虫類などの生物に意識を重ねて、それらの存在状態を楽しみました。 しかしその時はまだ、霊としての自覚意識を失うことはありませんでした。地球における生物の進化を意識として体験したのです。 しかしそのうち、動物の生殖行為に多大な興味を持つようになり、憑依しては間接的にその生殖行為を味わうようになり、そのうち自らが直接的にその体験を味わえるように、自らの求める理想的な動物を、自らの想念を使って作り上げ、そこに自らの魂を投入...

月と太陽

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ヨガで体を整える、という言葉の意味は、筋肉を正しく使い骨や内臓を本来の位置に戻し、血流を良くしリンパを流して老廃物を排出し、呼吸を適切に行う、、、という事だろうか。 そもそも肉体を整える必要があるのはなぜだかを考えたことがあるだろうか? まだ実体として得ていないかもしれないもの、それは呼吸ともリンクしていて、マインドとして存在している体。そこへと移行していくために、まずは肉体としての体を整える、、、ことがヨガ、ということにしておこう。 もちろんマインドとしての体に移行して終わりではなく、その先にはスピリットとしての体がある。そして更にその先には体はもう存在しない。 これがボディ・マインド・スピリットの階梯である。 だから、解剖学という目線のみで肉体としての層を扱うと、ちょいと危ういことになる 。 その危うさは、まさにこれが正解だと思ってしまう中毒性であり、肉体を取り扱う時には起こりやすい。気をつけて。 ヨガや武術など何かしらの修行をずっと続けていると、マインドとしての身体をだんだんと感じられるようになる。その頃から意識という存在に気づき始め、地に足が着くようになる。 さすがにもう何年もヨガでたくさんの人を見ていると、ポーズで肉体ではない体が肉体に重なって見えるような感覚があり、私がアジャスト(姿勢の修正)する時はだいたい理屈ではなく、『違和感のあるところを整える』という感覚でやっている。この肉体ではない体には結構にその人の感情で出来ているところがあり、ここを取り扱うのだけど、このアジャストは長くやってきて自然に身についたひとつの感覚的能力という感じでもある。 同じ人に会うたびに何度も何度も同じアジャストをするのだけれど、最初は何故いつも繰り返しやっているのにわからないのだろうかと思っていた。真面目にやっている生徒さんなのに何年やっても同じミスアライメントを起こしているのは何故なのか。 それはマインドとしての体が肉体をブロックをしている、ということに気づいた。 陰と陽で月と太陽、という話をしたことがある。 月は肉体で、太陽は意識である。 月はいつも私たちを騙しにかかってくる。月はそれひとつでは輝けない。さも太陽と肩を並べて自分も同じように輝きを誇っているかのように振る舞う月は、太陽からの光を借りてでしか輝けない。 『太陽のように輝いている私を見て見て!』と月に踊らされ...

善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや

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  タイトルは親鸞聖人のお言葉。 浄土真宗にはあまり通じていないんだけれども、この言葉は知っている。 『善人が極楽へ行けるんだったら、悪人こそ極楽に行ける』 差し詰め、言葉の意味はそのようなところ。 かの、尊敬してやまない大森秀櫻先生はこれをこう説明した。 『善人とは事大主義なんですね。その時代の権力に従順な人間が善人だということになります。実際にはこれらは悪人なのです』 仮に悪事を働いたとして、それが権力者にとって都合の良いことであれば善人になるというのであれば、今の時代において私は悪人でいて、体制になんて従わずピストルズよろしく『There's no future for you!(お前に将来なんてないぜ!)』と歌っておこうと思う。 ま、悪人というとアレなんで、不良ということにして。 そう、子供の頃、私は不良で、そして周囲にいるいい子ちゃんが苦手だった。 実際には不良だったわけでなく、不良っぽいオーラを漂わせていただけなんだけど、高一の担任をして『お前が入学してきた時は半年ももたないで辞めると思っていたよ』と言わしめた。ま、後にこの先生とは仲良くなるんだけどね。 当時のいい子とはどんな子かという、忘れもしないエピソードがある。 時は湾岸戦争が勃発し、多国籍軍が空爆を開始した、高二の冬のある日。 担任でもあった国語の先生が授業へと教室へ入ってきて最初に発した一言。 『たった今、多国籍軍がイラクへの空爆を開始したそうです。』 それを聞いた時、私は、ついに戦争が始まった...と、突如として暗雲たる気持ちが込み上げていた。たくさんの人が死んでしまうかもしれない。世界はこれからどうなるんだろうという不安。 と、その矢先 『先生、それじゃあ私たちの就職どうなるの!』と真っ先に質問してきたのはクラスで一番のいい子ちゃんだった。成績も優秀で生徒会の役員もしていた子、だったと記憶している。 ...え? そこがポイント? 日本の私たちからしてみれば遥か遠く対岸の火事のような出来事とは言え、そこにいる人の生死に関わり、彼らの生活が脅かされるという問題を前にして、どうして就職のことなんか聞くのか、感覚がまるで違いすぎて、わけのわからない女だと思った。 就職活動に前向きなところ先生にアピールでもしたいのか?? やはりわけがわからないが、とりあえず彼女はミッキーマウスを演じているネ...

目に見えるものと見えないもの

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現代では、ヨガといえば大抵アーサナ(ポーズ)の練習のことを意味し、そのポーズの解釈は伝統から離れ、現代の学問や現代人の思うところの「身体の正解」に寄せてきている、という裏がある。 星の動きでは、冥王星射手座時代(1995~2008)、グローバル化が進んだ時代に、この頃世界的ヨガブームが起きた。 次の冥王星山羊座時代(2008~2023)には権力主義が台頭し、学問も医療も科学でさえも、政治や金融と同じくグローバリストたちの支配のために利用された時代となる。 日本での第三次ヨガブームはこの山羊座時代に隆盛した。(意味深にも過去形にしてみる)山羊座冥王星らしく、本来目に見えないものを扱うはずのヨガが、目に見える非常に物質的な概念である科学、解剖学や現代医学の常識で扱われ、それぞれの流派がそれなりの人気と支持を得て権力を誇るように存在した。 だからこそ、時代の終わりを告げるパンデミックの到来と共に、ヨギたちは揃って口を閉じマスクをし、スタジオから去りオンラインへと舵を切った。それまでは世界をより良い方向へと変えてくれるパワーを持つと信じていたヨガが、現実を前に無力で、希望を与えてくれる存在になれなかった。なんのことはない、グローバリストたちの手のひらで踊らされていたブームだった。これは結果として多くの人々を失望させたのではないかと思う。 目に見える世界の概念では、目に見えないものは扱えない。 目に見えない世界、例えばそれは周波数。その波は周囲のいたるところに存在しているはずでも、まずその存在に気づくことはない。これがひとたび光を当てると粒となり物質性を持ち存在力を増す。科学の世界では量子力学でそれが説明つくのかもしれないが、科学自体が「目に見える」世界のものなので、ここではそのような説明は無力になる。 素粒子は不思議で、意識しないと存在しないが、意識を向けると現れる。それは全く新しく創造されたものとして存在する。 要はどこに自分の意識を向けるかで見えなかったものが現実化する。何を見たか、何に意識を向けるかで、夢が実現するというのはこのこと。気功では「意識を向けた先に気が行き、気が行くところに血液が流れる」という言い方をするが、117才の老人が(老人に見えないが)それを実践することで、素晴らしく滑らかで美しい気功の動きを見せてくれる。現代ヨギのマスターで晩年でそのような身体を...

2023年予測(毎年恒例)

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コロナが来た2020年は庚子の年でした。庚は金のエレメントであり、子は水のエレメント。疫病が流行ることを予想させた年のスタートでした。金は肺や呼吸器、免疫系をも意味しますし、また子は溝や用水路のような暗く狭いところでネズミが繁殖するイメージを想像するとわかりやすいかと思います。 そこから十干は金の陰、水の陽、そして今年は水の陰へと移り変わりました。 金から水へは死の時期です。 と、同時にそれは完全なる終焉ではなく、次の生命のための死であり、種の時期です。 そう、今はまだ次の時代へ向けての準備の時なのです。 西洋占星術では破壊と再生の星、冥王星が今まさに山羊座から水瓶座へと移動する時です。 山羊座が象徴する物質社会、金融や大企業や国家権力といったものが最盛した時代が過ぎ去ろうとし、そして破壊され、水瓶座的な時代がやってくると言われています。 水瓶座の時代ってどんな時代?と聞かれて、なかなか一言では言い表せませんし、そもそも過去にその時代を体験していないから何の予測もつかないのですが、私がひとつ思うことは、前の国家権力に対して今度は個の時代、情報の統制だった時代から誰しもが望めば真実を得られる時代であり、それは他の誰からの影響でもない自分の意思を確立し、本当のことを自分の言葉で語りコミュニケーションを取る、自分の足で立ち、みんなのために生きる、そういった人が生き残れる時代になるのではないかと思うのです。 (IT、ネットが活発になる時代とはいえ、現役YouTuberなんかは総入れ替えになるのでは、とも思います。) 二千年単位では魚座から、やはり水瓶座の時代へと移り変わろうとしています。 混乱の時が予想されますが、みんなと同じにしていることが何の救いにもならず、その先の新しい自由な時代を信じて嵐の中を突き進んだ人こそが救われるのでしょう。 映画ポセイドンアドベンチャー(1972年)では、豪華客船が年越しパーティーの最中転覆するというパニックに多くの乗客がみんなと一緒にその場を動かずに救助を待つ選択をしましたが、そこに残った人々の命はありませんでした。転覆した船の中で、スコット牧師と若干9名だけが生き抜くことを考えて行動を起こし、船の中で抜け道を探します。途中絶体絶命の危機を何度か迎えつつ、何名かの大切な仲間の命を失いつつも(なんとスコット牧師までも..!)最終的には6名が無...